
<松尾副院長の第1回こどもの目のはなし>
こどもの目の発達と弱視
1.こどもの目の発達
目の機能の中で大切なものに、視力と両眼視機能があります。これらは生まれたときからおとなと同じ機能を持っているのではなく脳の発育とともに発達していき5歳から6歳までに完成します。
視力
生まれて1カ月くらいでものの形が、2カ月くらいで色がわかるようになり、4カ月くらいで動くものを追って目を動かすようになります。5歳から6歳でおとなと同じくらいの視力になります。
こどもの視力
2.弱視
生まれてから6歳までを視角発達期といいますが、この間に正しく見ることができないと、目の機能が正常に発達できません。これを弱視といいます。この原因として多いのが遠視や乱視、斜視です。
斜視
両目の視線がずれていて両眼視できないため、ものが二つに見えます。ものが二つに見えるとこどもは、斜視になっている目を使わないようになり、使わないほうの目が弱視になります。
遠視、乱視
近くを見るときも遠くを見るときも目の奥に写る像はぼやけており、ピンボケ写真の様な像をいつも見ていることになるので、視力の発達が悪くなります。近視ではよほど強くないかぎり、遠くのものは見にくくても近くのものはっきり見えますので、視力の発達にはあまり影響しません。
1998.11月 副院長 松尾 雅子