|
2002.6 インフォームドコンセント
皆さんは、インフォームドコンセント(説明と同意)という言葉をご存知ですか? 近視を治す方法には手術ではLASIK,PRK,LASEKがあり、オルソケラトロジーがあり、普通のコンタクトレンズがあり、眼鏡があります。手術、オルソケラトロジーはまだ完全に安全性が確認されたわけではありません。しかし、裸眼でものを見ることができるようになる可能性があります。コンタクトレンズ、眼鏡の安全性は確立されています。医師は、患者さんに対して、その方の目の特徴を考えてまた、その方の希望が叶うように方法を考えます。そのうえで、その方法が複数あれば、その方法の長所と欠点を説明します。欠点には、もしかすると今よりも見えにくくなることがありうることを説明することがあるかもしれません。しかし、最後にどの方法で手術するか決めるのは患者さんご自身です。つまり、リスクは自分で背負っていただかなければならないのです。近視の手術は受けなければ失明してしまうものではありません。手術を受けようかと考える方は、よく悩んでよく話を聞いてから決心してください。決心するための情報はお渡しできると思います。
2002.4 新しい治療法とリスク
当院で屈折矯正手術を始めて3年が経ちました。全世界で手術を受けた人も増えて、手術後の経過中に外傷で目をぶつけた報告が増えています。LASIKでは、術後38ヶ月後に車のエアーバッグによる外傷で、フラップがずれたとの報告があります。PRKでは幸いこの様な報告はありません。手術後に外傷を受ける比率は非常に少ないとは思いますが、手術による眼球の脆弱性が術後3年以上も残ることは驚きです。ただこれらの手術法は発見されて10年くらいしか経っていないため、まだ予測できないことが起こるかもしれません。これは、今の方法が生み出されて6年しか経っていない、オルソケラトロジーについても同じです。したがって、「10年以上寝ているときにコンタクトレンズをつけること」による悪影響があるのかどうか、実際には分かっていません。当院で行っている近視治療はまだ新しい治療法で、数年間の安全は確認されていますが、長期に安全性が確認されているとは言い難い治療法です。しかし患者さんのニーズは様々で、これらのニーズに答えるべくできるだけ詳しいインフォームドコンセントを行っているつもりです。治療を受けようと思われる方は、担当者の話を充分に聞き、これらのリスクを充分に考えて治療を受ける決心をして下さい。
|